<訪日外国人おもてなしUPセミナー>
東京で開催しました

 英語応対能力検定準備委員会は9月28日、カシオ計算機本社(東京都渋谷区)で「訪日外国人旅行者へのおもてなしUPセミナー」を開きました。インバウンド対策に関心の高い企業関係者ら約150人が参加しました。



 講師は、一般社団法人東京外語会(東京外国語大学同窓会)理事長の長谷川康司さん▽三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ「人財コンサルティンググループ」グループ長の森礼さん▽一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会専務理事の新津研一さんの3人。

 元トヨタ自動車専務の長谷川さんは「訪日外国人の増加を受けて、私たち日本人が大切にしたいこと」と題し、豊富な海外経験をもとに「学校で勉強する英語と実際の英会話は別物。感情を伝える単語を並べれば通じる」と、外国人とのコミュニケーションには特に「心」が大切であることを力説。「実は東京外語会として、英語応対能力検定と同じようなことをやりたいと考えていた。全面的に協力したい」と話しました。

 森さんは「三越伊勢丹“スタイリスト”としての、外国人のお客さまのおもてなし」と題し、同百貨店の“スタイリスト”(販売員)に向けた人材開発・研修カリキュラムや理念を披露。店頭で国内外のお客様に対する「おもてなしの心」を体現するためのツールとして「『まずはひとこと』から始まり段階的に自信をつけていく『英語応対能力検定』を評価する」とし、「接客に必要なプログラムとして取り入れていきたい」と述べました。

 新津さんは「2020年に向けて今から取り組む訪日ゲスト対応」と題し、片言の外国語を使って笑顔で応対する個人商店主の成功例などを紹介。「(2020年東京五輪・パラリンピックを控えて)今、インバウンド対策をしなければ(その企業・商店は)二度とする機会はないだろう」との見方を示しました。そのうえで「外国人に日々接する人たちへのアンケートでは、多くが外国語を学びたがっている」とし、今こそ「英語応対能力検定」が目指す「おもてなし英語力」をつける好機だと提言しました。

 この後、旺文社の那須文隆デジタル事業部執行役員が「英語応対能力検定の概要について」説明。「海外に出て英語で仕事をするビジネスマン向けではなく、日本国内で外国人を受け入れる人たちために『聞く』『話す』に特化した検定で、難しい単語を使わず、簡単で必要な、心のこもった表現を身につけてもらうのがコンセプト」と他の外国語検定との違いを強調。例題などを紹介しました。