一般試験

翻訳家、英語講師、英語教育コンサルタント

平井通宏 さん

第9回受験

コロナ禍を機に、観光に限らず災害・緊急事態の対処など生活の諸場面での外国人応対にも目が向けられることを期待します

受験をしたきっかけを教えてください

英語資格の蒐集を趣味としています。この試験での「A判定」取得により、英語資格試験最上級を53件取得したことになり、自らのもつ日本記録を更新いたしました。英語応対能力検定は、英語資格試験に関する新しい情報がないかウェブサーフィンをしていて見つけました。「そこにあるから山(エベレスト)に登るんだ」というマロリー卿の言葉にならって、実力を試したかったわけです。

受験してみていかがでしたか?

全体的に適切な設問でした。ただスピーキングテストで、寺院の説明をする設問について、どういう説明を期待しているのか意図がよく分からず、とんちんかんな回答をしてしまい、時間を無駄にしました。こういう受験者を惑わすような設問は改善した方がよいと思いました。試験は時間が勝負です。

おすすめポイントがあれば教えてください

おすすめできます。特に途方に暮れているような外国人を助けたり、観光ポイントを伝えたりすることは、インバウンド拡充のために大切です。

観光案内する際に心掛けている点を教えてください

その場所のパンフレットや観光ガイドに載っているような基本・共通的な事実情報のうち大事なものを押さえながら、出来るだけユーモアを挿入したり、相手の馴染みのあることと比較や関連づけたり工夫しています。

コロナで先行きが見通せない状況ですが、今感じていることは何ですか?

コロナ禍で海外からの観光客が激減している現状は非常に寂しい限りですし、観光産業に携わる人たちにとって死活問題ですので、早い終息を祈念するばかりです。ただこれを契機に、観光に限らず、災害や緊急事態の対処や生活の諸場面での外国人応対等にも皆さんが目を向けていくことを期待しています。