業種別:鉄道試験
JR東海 車掌
杉江なずは さん
第5回A日程受験
「日本人はあまり英語を話さない」という概念を覆し、間違いを恐れずにこれからも自分から英語で発信していきたいです
受験の理由をお聞かせください
新幹線の車掌をしています。今や利用者の3分の1が外国人旅客と言ってよいほど、多くのお客様にご利用いただいています。車内でも肉声の英語放送を開始しました。駅構内や乗換案内であれば、英語でご案内できるのですが、車内設備や切符のルール、観光地の質問については、きちんと伝えたいのに単語しか出てこない。それどころか、単語さえ出てこない。こう言ったもどかしい状況をなんとかしたい。これが英語を勉強したいと思った動機です。そして、勉強するなら何か目標を立てようと思い、鉄道英語に特化したこの検定から始めました。
外国人のお客様との応対で大切にしていることは何ですか?
車内やホームなどで困っていそうなお客様を見かけたら、「May I help you?」とお声掛けするようにしています。また、乗換や観光地の案内では、単語だけで伝えるのではなく、「私はこうすることをおすすめします」と付け加えるなど、なるべく丁寧にご案内するように心掛けています。そうするとお客様も笑顔で「ありがとう」とおっしゃってくださいますし、私にも余裕が生まれ、「It was my pleasure」と応対できるようになりました。
車掌としての今後の抱負をお聞かせください
オリンピックに向けて、ますます外国人旅客が増加傾向にあります。日本が誇る新幹線をより快適にご利用いただけるよう、丁寧な接客をしていきたいと思っています。私の目標は、日本人にも外国人に対しても、同じレベルで接客や会話できるようになることです。「日本人はあまり英語を話さない、英語が通じない」といった概念を覆すべく、間違いを恐れずにこれからも自分から英語で発信していきたいです。